2010-02-17

_ 筑波で練習

ヘタクソは練習あるのみ!だよな。A1,A2,A3と大人買いして走ってきた。タイム的には全然だが、内容はいろいろと得る物があったよ。

じょべさんや、ヒロさん、こないだモンスターを入庫してたTNGさん(はじめまして)などもいて、にぎやかだった。オレはというと、実は D;REX さんに先日からロバを預けていて、筑波まで運んでもらって走る、てのを初めてやってみたのだった(照)

なにしろ前の晩が雪!(苦笑) だったので、なんつーかもう、冬景色っていうか、早朝に筑波に向かう最中に鬼怒川を渡るのだけど、河川敷の畑が真っ白… 雪残ってるよ… で、実際すっげぇ寒かった。前後のスタンドが、スチールなもんで冷たいのなんのって、手が貼り付くかと思ったわい。

A1 はまだ路面がシャビシャビっていうかハーフウェットで、うぅむ、どうしようかのう、とも思ったのだが、せっかく走行券もあるわけだし、ということで一応出て走ってみた。でもズリズリでダメ(笑) フロントもリアもツッ、ツッと滑るとこがあって、10ラップもしないうちに撤収…

それだけだと、バイクの下回りを汚しただけじゃん、てことになっちゃうのだが、でもでも、水泳の成果もあって、下半身はすごく収まりがいい感じがして、実は白状すると、A1 楽しかった! ハーフウェットってのが実は良かったのかも、とか思うわ。なにしろ探り探りでゆっくり操作せざるを得ない状況なので、ロバの動きがよくわかる。あぁ~なんか今日はウソのように違和感がねぇぞ、と思ったよ。

今日のタイムスケジュールは、A1B1A2B2A3 という ABAB な感じだったのだけど、じょべさんの練習を監督がてら、N田さんがロバに乗って走って見せてくれる、ということになっていて、実は忙しかったわ…

1本走って戻ってくると、バッテリーのチェックして追加で充電しつつ、ガスも追加して、スタンド外してオラオラオラオラ… みたいな感じで。で N田さんが走ってるとこをドラサロ前や1ヘアのスタンドから見学。ロバかっこいい~。ていうか、ああいう風にオレも走らせろって話ですよね、ヘタクソですんまそんすんまそんすんまそん…(泣)

_ バイクの攻略と、コースの攻略

どっちもあると思うんだ。まず自分のバイクにマトモに乗れなきゃ話にならないでしょ。そっちがやっぱり先だと思うわけよ。で、それなりに乗れるようになってきたら、コースをどう走ろうか、て考えるという順番だと思うんだ。

もちろん、バイク攻略、というかバイクと相談する部分ってのは無限に続くはずだし、よりうまく走らせられるようになっていけば、自然とコース攻略っていうか、コースに対する取り組み方というか、ブレーキングする箇所やライン取り、シフトのパターンなんかも変わるよね。

いまオレまだ、バイクと折合いを付けている最中だと思うんで、このロバでコースなりにどうするかってのは、まだちょっとばかり先かなぁ、なんて考えてる。

でも今日はずいぶん体も動いた感じするわ。上半身もだいぶ使えた。左右のコーナーで、ちゃんとタンクに両腕が着いたし、バイクが倒れていかないとか、インに寄っていけないとか、そういうのはもうすっかり影を潜めた感じ。

もう一息スイッと寝たいところなんだけど、まぁタイヤもそろそろ終わりだし、今日の冷え冷えのコンディションてとこも差し引いとこう。ちょっとリキむと、すぐ前後ともツッツッと滑るし、そういう意味では集中力が散漫になるとちょっと怖かった。はぁ良かったコケないで(汗)

イン側に向かって倒れ込んでいくときに、舵角が付くのもひっさびさに感じられたし、縦Gもそれなりに感じられた。背骨が湾曲するというか、猫背になってタワむ感じとか、脇の下に路面があるような感覚というか、そういうのが、ひさびさに感じられたし。ほんと忘れてたよ。おぉ、コレだコレだ、みたいな嬉しい感じだった。もう一息、ブレーキを薄く残して待てれば、もっといい感じだと思う。

下半身でのホールドも、もうほぼイイ感じだったんだけど、やっぱもう一つかなぁ。まだ腕で掴まっちゃうし、舵角が付くここぞという時に力入ってる。逆ハンを当てちゃってる感がある。もっと力抜きたいなぁ。

あと、様子を見ちゃうね、どうしても。おおコレコレ、と反芻してしまって、とっとと次の操作に進めばいいのに、味わっちゃうというか、何もしない時間が長いよ、長い。この辺はもう、たくさん走るしか仕方ないか… とシミジミ思ったな。うまく走れたコーナーと、うわなんだこりゃみたいな失敗コーナーとで、差が激しいのよ。

コケてからしばらく乗ってなかったのもあるけど、なにしろロバになって激変してから、まだまだ経験値が足りない、というか、イイ感じで曲がれた、という成功体験が圧倒的に不足していて、もうひとつ大胆に走れないんだよね。決してロバを信頼できないってことではないんだ。理性ではなくて本能、というか感性の部分でブレーキかかっちゃってるんだと感じる。

でもまぁ、コーナーのアプローチで感じてた、なんか違う感じ、てのは失せたから今日のところはヨシとするよ。

_ MYCHRON4 でのログ解析

画像の説明

いやぁ、MYCHRON4 すごくいいね。もう最高。

MYCHRON4 に記録したデータを USB メモリ経由で PC に移せるデータキーを買ったのだけど、それでデータを持ってきて、AIMが無料で配布してる Race Studio 2 で見るといろいろ勉強になってすげえ楽しい。オレってヲタクなんだな(苦笑)

Excel の形式で吐き出したりできるので、ちょっとショボいけどグラフにしてみたりした。

今日はヒロさんや TNG さん達 DUCATi 軍団は6秒台でグルグル周回していたのだけど、オレは11秒切るか切らないか、くらいでポツンと走ってたのよ。で、N田さんはオレに稽古つけてくれるために、ロバで 5秒台でデモ走行してくれて、その両方のデータからラップ情報を切り出して、rpmの遷移を重ねてグラフにしてみた。

縦軸は当然だが rpm ね。横軸の単位は 100ms というか、0.1秒だ。MYCHRON4 は 10Hz でサンプリングしているので、0.1 秒刻みになるんだ。

イエローがN田さん(また黄色かい)で、マゼンタがオレね。

コントロールラインでラップ計測開始で、1コーナー、S字、1ヘア、ダンロップからCX、開ける区間があって2ヘア、裏直から最終、と地点の目安を付けてみた。

で、オレの何が遅いって、1コーナーと1ヘアの開けがもう全然遅い。ていうかコーナーにいる時間が長いよ、長い。ちゃんと曲げられてないから、いつまでも開けられないんだな。

N田さんは最終を5速で走るのだけど、1コーナー手前で 5->4->3 と2つ落として、3速に入った時点で7000とかになってるのだけど、オレは最終もホームストレートも4速で走るので、4->3 の1つしか落とさない。なのに、アクセル戻して回転数が落ち始めてから、実際にギアを落とすまでが長い… N田さんが2つ落とす時間で1つ落としてる。回転数もすごい落ちてる…

N田さんは回転数が一番ドロップしたところから、V字に復帰してきてるのに、オレってばいつまでもドロドロとパーシャルしてる(汗) その後の加速での回転数の上がり方、勾配には大した差はないので、オレも開けるぶんには開けてるのだけども、なにしろ開ける距離が短かいので、S字で到達できる回転数が低い(汗)

S字で4速に上げた時点での回転数が1000rpm は優にオレの方が低いもんね。で、3速に落として1ヘア、なのだけども、1ヘアもオレはV字の回転数遷移にできてねぇ~。U だ、あきらかに U だよ~(泣) 曲げられてなくて実際に開けられないのか、本来は開けられる状態なのに、躊躇してて開けられてないのか、ないしはその両方だな…

で、2ヘア出たところにセクション1の磁石が埋まってるのだけども、なんとセクション1でオレってばN田さんより3秒も遅いんだよ(泣) N田さんが24秒で S1 走るところを、オレは 27秒もかかってた。コントロールラインから1ヘア出口までの、あれっぽっちの距離で、3秒遅いなんて!ダメすぎる。

で、次は苦手なダンロップなんだけども、ここも開け始めが遅いためもあって、ダンロップに入るのにアクセルを戻す時点での回転数が、例によってオレの方が 1000rpm 低い。それと、ダンロップに入って CX で切り返す直前に、N田さんが明確にひと開けしてるのに対して、オレも気持ち的にはダンロップからCX切り返しまでの区間で一発開けてるつもりが、その効果がヌルい…

CX 切り返しは左コーナーになるので、オレ的には得意なつもり、というか気分的に楽な箇所なんだけども、でもちゃんと全開にできてねぇ(汗) な~んか微調整してる実感があるのだが、ログにちゃんと残ってるし。んで、ここで2ヘアまでに 3->4->3 となるのだけど、CX立ち上がりで3速が引っぱり切れてない。またしても 1000rpm 低いよ、低い…

2ヘアも、アクセル閉じてからシフトダウンまで空走してるし、立ち上がりも開けるの遅い…

裏直も引っぱり切れてないしなぁ(泣)

でも、1ヘア出口から最終手前までは、1.5秒遅いって感じで、セクション1ほどじゃないんだ。最後のセクションはほぼ最終コーナーのみ、というか、最終手前からコントロールラインまで、なんだけど、そこも 1.5 秒くらいオレの方が遅い。トータルで6秒遅い、てことになっちゃうわけなんだけどさ。

総じて、対処する方法というか、どういう練習をするかというと、セクション1では1コーナーをとにかくしっかり曲げて、早く開ける、てことと、1ヘアも同様に、とにかく開けるの遅すぎ。

セクション2 はほぼダンロップ次第というか、ダンロップ苦手なんで、1ヘア立ち上がりでしっかり早くから開けて、その分と、あとは CX 立ち上がるとこでキッチリ全開にすること、だな。

セクション3 は、やっぱり最終は5速のままで、50m 看板まで全開、でもってガッツリとブレーキングしてしまわないで、薄くブレーキ引く程度で、速度を保ったままエンブレのみで最終に入る、くらいはやりたい。

で、セクションタイム的には、25,30,12.5 くらいで1分7秒後半から前半にはなるはずだ。N田さんは、24,29,12 で1分5秒だもんね。

とにかく、効いちゃうブレーキを普通に使ってしまうのはヤメよう。特に1コーナー。上り坂を上り切るか、てくらいでブレーキング開始しても、充分に曲がれると思う。あと、開け始めをとにかく早く。V字の回転数遷移を目指そう。

開けられると感じると、つい開けてパーシャル強でトラクションを感じようとしてしまうので、もう1拍でも2拍でも待って、向き変わったら躊躇なく全開、という走りに持っていかなきゃ。


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